マセラティギブリの故障ってどうよ?
マセラティはめっちゃ壊れる…
確かに、つい最近までのマセラティは
とにかく壊れやすい車でした。
まぁ~まず、フェラーリ傘下に入って、製品が
安定してくるようになるまで2000年くらいまでのマセラティは
そりゃぁ~故障しましたよ。
車で言うと先代のギブリとか、先々代のクワトロ
ポルテの頃までのマセラティは1960年代の手作り
の車の状態で細々と2000年近くまで車を
作り続けていたわけで、現代の大量生産の自動車の
レベルでは無かったわけです。
基本的に1台1台手作り。
例えばシャーシの部品の溶接なんかも全部人の手に
よってつくられているので、足回りの溶接なんかも
個体差があって、手作り感が凄かったですね。
つまり、その車を担当した職人さんの気分やその時の
仕事の忙しさとか、職人さんの腕の差が、車の
個体差に繋がっていたわけですよね。
このころのマセラティはマニアの人のための車で。
どうしてもマセラティが欲しい!っていう人以外
手を出さなかった車でした。
最近のマセラティの故障はどんな感じ?
2000年代になってようやくかなり現代的な車づくり
を出来るようになったマセラティ。このころから
日本の街中でも結構遭遇する機会が増えましたよね。
先代のクワトロポルテあたりからですよね。
まだまだ手作りの工芸品的な部分は内装等に
多く残されていましたが、エンジンや、パワートレイン
等の機械的部分は、このころかなり精度があがり
故障が少なくなったんです。
では、新型マセラティギブリは故障する?
それでは、現行のマセラティギブリはどうなのか?
調べてみたところ、今のギブリは、他の輸入車と
同レベル位にはなっているようです。
ドイツのライバルたちとほぼ同じ位。
まぁ、細かいところ(ちょっとした音とか、内装の
立てつけとか)を言うと、やはり、ドイツ製の
ライバル達には及ばない部分もまだあるそうですが、
相当良くなっている
と、
他の輸入車に乗っている人が乗り換えても
不安になるようなことはないかな?
といった感じの様です。
マセラティは現行のクワトロポルテ、ギブリに
なってさらに精度があがり、殆ど大きな故障は無い
みたいですね。
日本でも2014年は前年対比
300%!!
も売れたそうですよ。
これはかなりの人が、ドイツ車や
場合によっては国産の高級車などから乗り換えた
結果ではないでしょうか?
では、マセラティギブリの注意点は??
今のところ、さしたる決定的な不具合もなく
信頼性が向上したマセラティギブリですが、
注意すべきリコールが2件出ています。
1つめは
電動パーキングブレーキの制御不良
で
今のギブリは直接ワイヤーでつながっている
パーキングブレーキではなくて、電気的に
駐車ブレーキをかけるシステムになっています。
平成25年10月~27年4月
の間に生産されたギブリの中に、この
駐車ブレーキの制御プログラムが原因で
駐車ブレーキの作動が出来なくなったり
解除できなくなった車両があるそうです。
一番最悪なケースは
駐車ブレーキが中途半端に効いた状態で
引きずりながら走行してしまい、火災になる恐れが
あるということです。
確かに、駐車ブレーキをかけたまま
気が付かないで走り続けたら、最悪摩擦熱で
火事になる可能性がありますよね…
もう一つは
燃料パイプの接続部の損傷
で
平成25年11月~平成27年7月
の間に輸入された車の内、ガソリンエンジン
の車の中に
燃料パイプが製造時に損傷している物が
あり、場合によってはガソリン漏れが生じる可能性がある。
ということで、
こちらも最悪のケースの場合
車両火災になる可能性があるとのことですので、
中古車のマセラティギブリを買う際には
製造年や輸入時期を調べて、当該車両の場合、
リコール修理がされているのか?
されていない場合、リコール修理をしてもらってから
購入するように気を付けたほうが良いですね。