マセラティギブリⅡの内装は超絶エロい!
歴代のマセラティの特徴として、そのイタリア
ならではのゴージャスなインテリアが挙げられると
思うのですが、
20年くらい前までのマセラティって、内装も外装も
エンジンも、1960年代のままの手作業で作られていた
ため、その傾向が特に顕著なんです。
今もその内装の美しさを求めたファンが少なからず
居て、そういった意味では私自身、その頃の
マセラティの大ファンでもあります。
ド派手でエロい。マセラティの内装はヤバい。
日本のバブル景気の頃もてはやされたマセラティ
当時日本ではイタリアのスーツとか、イタリアの
靴とか、イタリア料理(イタメシって言っていたらしいですが)
とかイタリアのワインとか。
まぁ~金余り状態だった日本ではヨーロッパの
ブランドものとか貴族文化的な物にあこがれが
かったのでしょう。
ちょうどそのころらしいですよね。今までメジャーじゃ
無かった輸入車が一般的になってベンツ、BMWあたりは
それまで、一部のマニアか金持ちが乗っていた車
でしたが、日本にめっちゃ普及してきたわけです。
で、その前から輸入車に乗っていた人なんかは
イタリアの車辺りに流れたり、イタリアンブーム
の流れで、車もイタ車にしたりね。
そんなときに東京のガレーヂ伊太利亜が正規で
輸入していたマセラティは。
時代の気分とも合致したのでしょうね。
これこそ走るイタリアの貴族趣味!ゴージャス!
まぁ~この写真を見ていただけたらわかると思いますが
最近のゴージャス系のインテリアの車って、なんだろうな。
ベントレーとかですかねぇ…
まぁ、あれは今VWグループですが
イギリスの貴族風味を押し出したデザインですが
どことなく男性的で、ダンディなんですよね。
それと比べてこのマセラティギブリのインテリアは
艶やかで、女性的な、色っぽい雰囲気。
特にこのベージュの内装はねぇ…
セクシーすぎて、日本人には似合わないというか
そうそう、汚れも目立ちやすいから
特に運転席あたりはきれいなのは今となっては
少ない印象ですよね。
当時ガレーヂ伊太利亜の正規代理店で働いていた私の感想
私が昔イタリア車のディーラーに居たときに
そこの会社がガレイタさんの代理店もやっていたんで
結構、このあたりのギブリやクワトロポルテは
見ていますし、乗っています。
まぁ~とにかく当時のギブリはエロい。
内装が凄かったですね。
運転してみてもなんか当時からジャジャ馬で、とにかく
馬力はあったが洗練からは程遠いイメージでしたが。
内装は手作業の工芸品の様で…
ああ~これがイタリアのゴージャス
なのだと…
思いましたね。
確かに、そのあと何度かイタリアに行く機会が
有ったのですが、イタリアの高級ホテルのソファーや
イタリアの教会の中もそうですが、華やかで
ゴージャスな雰囲気が至るとことに存在
しているんですよね。
あのマセラティギブリの内装は、本当に
そんなイタリアの貴族趣味を,自動車の
インテリアに再現した。
そんな車なのでしょうね。
とても車の物とは思えない柔らかで
傷みやすいが高級なレザーと。素敵な模様の
ウッド。高級で滑らかなスェード(アルカンターラ)
が織りなす空間は。
レザーの甘い香りとともに
なんというか、獣臭い。
そうです。
けものの香りがする車。
なんですよ。
昔のマセラティは…
暴力的なエンジンや、コントロールできなくなるような
恐ろしい加速とともに、肉欲的で
なんというか、車の中に
「生」と「死」
が共存しているような…
そんな車でした。